新年。
「今年の目標を考えよう」 っということで、私は学童で、子どもたちひとり一人に「今年の目標」を勝手に決めてあげました。
子どもたちが全員そろっている場で、「今年の目標を決めてあげる・・・・」っと、なかば強引に、ひとりずつ、みんなの前で目標を話していきました。
「Aくんは、自分の荷物はカバンにしまおうね」
「Bくんは、ケンカしても人のせいにするのはやめようね」
「Cちゃんは、帰るとき、元気に挨拶してね」
などと、この子にはこんな風になって欲しいという希望を込めて・・・。
そして、最後に、「でもね、目標っていうのは、人に決めてもらうものじゃないんだよ。だから、みんなはちゃんと自分で考えるんだよ」 っと伝えました。
そんな感じで、強引に目標を話していましたが、その時の子どもたちの「目」は、とても集中していました。
”次、僕の番だ・・・”
”何て言われるんだろう・・” っとワクワクしているようでした。
また、
「えっ、そんなんじゃすぐ出来ちゃうよぉ」っと、違う目標に変えるよう声を上げる子もいました。
そんな姿を見ていて、
結構、目標って決めてもらった方が良いのかなぁ っと思いました。
「何をして良いか分からない」「したい事がない」という若者が増えている、と新聞やテレビで報道されることが増えてきています。
そんな現代の子どもに、簡単な目標を作ってあげることも必要なのかもしれないと感じました。
とは言っても、
学童の子(低学年)に現代の子どもがどうとか言ってもしかたありませんね。
ただ、低学年でも、大人の「こうなって欲しい、こう育って欲しい」という思いを伝えることは、子どもとのコミュニケーションを図る上でも大切だと思いますよ☆
そんなこんなで、
私が勝手に決めた目標ですが、毎日がんばってる子がいます。
いままでは、笑顔を見せずに、「さようなら」と言っていたのですが、この話をしてからは、毎日、ニコッと微笑みながら「さよ〜なら〜」っと言ってくれるようになりました。
子どもとのかかわりって、そんな些細なことで変わっていくんだなぁっと思った出来事でした。
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