私がいくつかの子育て支援センターへ見学に際、支援センターのスタッフの方から必ず聞かれることがあります。
それは、何だと思いますか?
それは
「他のセンターではどのような事をしているのか」 ということです。
私はこの言葉を耳にするにあたり、どこのセンターでも、未だに模索しながら行っているのだと感じました。
「地域の中でいかに子育てを支えていくのか」
近年始まった(新しく取り組み始めた)「子育て支援」というものに、四苦八苦しながら取り組んでいると感じました。
実は子育て支援センターが地域の中で支援を展開していくには、その地域のニーズを探っていく必要があります。
それは、参加している親とともに考えることが大切ですなんです。
地域の参加者に聞くことが何よりも重要なのです!!
しかし、地域によってのニーズは知ることが出来ても、それを展開する方法論まではニーズからは知ることが出来ません。
ですので、各支援担当者同士のコミュニケーションが必要になるんです。
要するに、
「どんな内容の子育て支援をやるのか」っというのは地域に聞き。
「どのような方法で子育て支援を展開していくのか」っというのは各センター間での情報収集が常に必要となってきます。
支援内容は場所や時期によって変化する為、他のセンターを真似するだけではダメなんです。
時や場所により、その必要とされる事は異なってきますから・・・。
スタッフはこのことを自覚していないと、他のセンターが行なっている素晴らしい内容を、自分のセンターで実施しようっと考えるようになります。
しかしそれでは、いつまでも一方通行の支援しか出来なく上手く行きません。
ニーズや内容は、自分のセンターから見つけてこなければならないのです。
真似することが悪いわけではありません。
自分のセンターに照らし合わせて考えていくことが大切なんです。
センター担当者は、このようなニーズと方法を上手く調和し、子育て支援を展開していくのです。
そして、この微妙な中間的な内容と存在の難しさに直面しているんだと思います。
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